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「ギターの音作りはアンプで十分だし、イコライザー エフェクター いらないのでは?」と感じていませんか。確かに、アンプのツマミだけでも音作りは可能ですが、なぜ多くのギタリストが足元にイコライザーを置くのでしょうか。
この記事では、そもそもイコライザの目的は何で何が変わるのかという基本から、ギタリストが知りたいギター イコライザー 周波数の役割、音質を左右するイコライザーエフェクターの位置まで、丁寧に解説します。
また、グラフィックイコライザーとパラメトリック イコライザー の 違い は 何か、結局グラフィックイコライザーは必要なのか、といった疑問にもお答えします。
さらに、プロが使用するラック イコライザーの紹介や、具体的なギターイコライザー設定例としておすすめのバッキングサウンド、さらには定番のイコライザーエフェクター おすすめ機種まで、幅広くご紹介。この記事を読めば、あなたの「いらないかも」という考えが変わるかもしれません。
この記事のポイント
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「イコライザー エフェクター いらない」と言われる理由
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イコライザの目的は何?何が変わる?
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イコライザー(EQ)の最も基本的な目的は、音の特定の周波数帯域を強調(ブースト)したり、減衰(カット)したりして、音質を補正・調整することです。
ギターアンプに搭載されているBASS(低音)、MIDDLE(中音)、TREBLE(高音)といったツマミも、実はイコライザーの一種。これらを使うことで、音の明るさや太さを変えることができます。
しかし、エフェクターとしてのイコライザーは、アンプのEQよりもさらに細かく周波数帯を分割して調整できるのが大きな特徴です。これにより、アンプだけでは届かない「かゆいところ」に手が届く音作りが可能になります。
イコライザーで変わること
- 音のバランス調整:他の楽器に埋もれないように、音の抜けを良くする。
- 音質補正:ライブ会場の音響特性や、使用するギターによる音質差を補正する。
- 積極的な音作り:特定のジャンルに合わせたサウンド(例:メタルのドンシャリ)を作る。
- 不要なノイズ除去:ハウリングの原因となる特定の周波数や、不要な低音域をカットする。
このように、イコライザーは単に音を良くするだけでなく、演奏環境全体の中で最適なサウンドを追求するための非常に重要なツールなのです。「いらない」と考える前に、まずはこの基本的な目的を理解することが大切です。
ギター イコライザー 周波数の基本的な役割
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イコライザーを使いこなす上で欠かせないのが、各周波数帯がギターサウンドにどのような影響を与えるかを知ることです。周波数は音の高さを示し、単位はHz(ヘルツ)で表されます。ここでは、ギターにおける主要な周波数帯の役割を解説します。
周波数帯 | 主な役割と影響 |
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超低音域(~80Hz) | ギターではあまり含まれない帯域。ベースやバスドラムと被りやすいため、基本的にはカットすることでミックスがスッキリします。 |
低音域(約80Hz~200Hz) | 音の厚みや迫力を司る部分です。ブーストしすぎると音がこもり(モコモコし)、逆にカットするとタイトでスッキリしたサウンドになります。 |
中音域(約250Hz~2kHz) | ギターサウンドの芯や存在感を決定づける最も重要な帯域です。特に人間の耳が敏感に反応する部分でもあります。この帯域をうまく調整することで、バンドアンサンブルの中でギターが前に出てきたり、逆に引っ込んだりします。 |
高音域(約4kHz~8kHz) | 音の輪郭やきらびやかさ、アタック感に影響します。ブーストするとシャープで明るい音になりますが、上げすぎると耳障りなキンキンした音になるため注意が必要です。 |
超高音域(8kHz~) | 「エアー感」とも呼ばれる空気感や倍音の豊かさを調整する帯域です。適度に加えるとサウンドに開放感が生まれますが、ノイズも目立ちやすくなります。 |
特に中音域(ミドル)のコントロールがギターの音作りの鍵を握っています。どの部分を調整すれば自分の出したい音になるのか、実際に音を出しながら探っていくのが上達への近道です。
音質を左右するイコライザーエフェクターの位置
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イコライザーエフェクターをエフェクターボードのどこに接続するかは、サウンドに大きな影響を与えます。特に、オーバードライブやディストーションといった歪み系エフェクターの「前」に置くか、「後」に置くかで、その効果は全く異なってきます。
歪み系エフェクターの前に接続する場合
結論から言うと、歪み系エフェクターの前にイコライザーを置くと、「歪みの質そのもの」をコントロールすることになります。
これは、イコライザーで特定の周波数帯をブーストした信号が歪み系エフェクターに入力されるためです。例えば、中音域をブーストして歪ませれば、より粘りのある太い歪みが得られます。逆に、特定の帯域をカットしてから歪ませることで、スッキリとした歪みを作ることも可能です。
【歪みの前】ギター → イコライザー → 歪みエフェクター → アンプ
この接続順は、ギターのピックアップを変えるような感覚に近い効果があり、歪みサウンドのキャラクターを根本から作り込みたい場合に有効です。
歪み系エフェクターの後に接続する場合
一方、歪み系エフェクターの後にイコライザーを置くと、「すでに歪んだ音のトーンを調整する」役割になります。
これは、完成された歪みサウンドに対して、最終的な味付けをするイメージです。例えば、歪ませた結果、音がこもり気味に感じたら後段のイコライザーで低音域をカットしたり、もっと音をシャープにしたい場合に高音域をブーストしたりします。
【歪みの後】ギター → 歪みエフェクター → イコライザー → アンプ
この接続順は、アンプのトーンコントロールをさらに細かくしたような使い方で、最も一般的で効果が分かりやすいため、初心者の方はこちらから試してみるのがおすすめです。
どちらの接続順が正解ということはありません。作りたいサウンドに合わせて、色々と試してみることが重要です。
グラフィックとパラメトリックイコライザーの違い
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イコライザーエフェクターには、主に「グラフィックイコライザー」と「パラメトリックイコライザー」の2種類が存在します。どちらも周波数を調整するという目的は同じですが、操作方法と調整の自由度に大きな違いがあります。
項目 | グラフィックイコライザー (グラフィックEQ) | パラメトリックイコライザー (パライコ) |
---|---|---|
特徴 | あらかじめ決められた周波数帯のスライダーを上下させて調整する。 | 周波数、ゲイン、Q(幅)の3つの要素を自由に設定して調整する。 |
操作性 | 直感的で視覚的に分かりやすい。スライダーの形がそのまま周波数カーブになる。 | ツマミが多く、操作が複雑。音の変化が視覚的に分かりにくい。 |
調整の自由度 | 固定された周波数帯しか調整できないため、自由度は低い。 | 狙った周波数をピンポイントで調整でき、自由度が非常に高い。 |
メリット | ・初心者でも扱いやすい ・素早い設定が可能 |
・非常に精密な音作りができる ・音質劣化が少ない傾向がある |
デメリット | ・細かい調整が難しい ・バンド数が多いと設定が煩雑になる |
・使いこなすには知識と経験が必要 ・設定に時間がかかる |
主な用途 | ギター/ベース用ペダル、ライブPA、カーステレオなど | レコーディングのミキシング、マスタリング、音響補正など |
補足:Q(キュー)とは?
パラメトリックイコライザーで設定できる「Q」とは、ブースト/カットする周波数帯域の「幅」のことです。Qの値を大きくする(狭める)と、狙った周波数だけを鋭くピンポイントで調整できます。逆にQの値を小さくする(広げる)と、周辺の周波数帯も含めてなだらかに調整します。
ギタリストがペダルエフェクターとして一般的に使用するのは、操作が簡単なグラフィックイコライザーの方が多いです。しかし、より緻密な音作りを追求する上級者やレコーディング環境では、パラメトリックイコライザーが活躍します。
結局、グラフィックイコライザーは必要?
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「アンプにもEQはついているし、結局グラフィックイコライザーは必要なの?」という疑問は、多くのギタリストが一度は抱くものです。
結論から言えば、必須ではありませんが、あると音作りの幅が格段に広がり、様々な問題を解決できる便利なツールです。
グラフィックイコライザーの最大のメリットは、その直感的な操作性にあります。周波数帯ごとに並んだスライダーを上下させるだけで、どの帯域をどれくらい調整しているかが一目瞭然です。この視覚的な分かりやすさは、特にイコライザーに慣れていない初心者にとって大きな助けとなります。
グラフィックイコライザーがあると便利なシーン
- アンプのEQでは補えない微調整:アンプのBASS/MID/TREBLEよりもさらに細かいポイントを調整したい時。
- ギター持ち替え時の音質補正:シングルコイルとハムバッカーなど、出力や特性の違うギターを持ち替える際に、アンプの設定を変えずに音質を均一化したい時。
- ハウリング対策:ライブ中に特定の周波数がハウリングを起こす場合に、その帯域だけをピンポイントでカットしたい時。
- ブースターとしての活用:ソロの時だけ中音域をブーストして音を前に出す、といった使い方ができる。
一方でデメリット・注意点も
もちろん、エフェクターを一つ増やすことによる音質の変化(音痩せ)やノイズの増加、セッティングが複雑になるという側面もあります。また、過度なブーストやカットは、かえって音のバランスを崩し、不自然なサウンドになる原因にもなり得ます。
このように、グラフィックイコライザーは万能ではありません。しかし、その特性を理解し、目的を持って使用すれば、あなたのギターサウンドを一段上のレベルに引き上げてくれる強力な味方になるでしょう。
アンプのEQとエフェクターの使い分け方
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ギターアンプに搭載されているイコライザーと、ペダルエフェクターのイコライザー。どちらも音質を調整する機能ですが、これらをうまく使い分けることで、より効率的で質の高い音作りが可能になります。
基本的な考え方として、アンプのEQで「サウンドの土台」を作り、エフェクターのEQで「補正や微調整、積極的な味付け」を行うのが理想的な使い分け方です。
アンプのEQの役割:サウンドの土台作り
アンプのBASS、MIDDLE、TREBLE、PRESENCEといったEQは、そのアンプが持つ基本的なキャラクターを最大限に活かすために設計されています。ここで作る音は、あなたのサウンド全体の核となります。
まずはアンプのEQだけで、できる限り自分の理想に近いサウンドを作り込むことが重要です。すべてのツマミを12時の方向(フラット)からスタートし、ギターやアンプの特性を感じながら基本的な音の方向性を決めましょう。
アンプ側でしっかりと土台が作れていれば、その後の音作りが非常にスムーズになります。
エフェクターのEQの役割:補正と味付け
アンプで土台を作った上で、それでも足りない部分や、状況に応じて変化させたい部分を補うのがエフェクターのEQの役割です。
エフェクターEQの具体的な役割
- ピンポイント補正:「もう少しだけ高音域のキラキラ感が欲しい」「低音のもたつきを少しだけカットしたい」といった、アンプのEQでは難しいピンポイントな要求に応えます。
- 状況に応じた変化:曲によってギターを持ち替えた際の音質差の補正や、バッキングとソロで音のキャラクターを切り替える(例:ソロの時だけONにする)といった、動的な使い方ができます。
- 積極的なキャラクター作り:アンプのキャラクターとは異なる、エフェクターならではの積極的な音作り(ドンシャリサウンドなど)に使用します。
このように、「守りのアンプEQ」と「攻め(と補正)のエフェクターEQ」というように役割を分担して考えることで、それぞれの長所を活かした、より洗練されたサウンドメイクが可能になるのです。
「イコライザー エフェクター いらない」派も納得の活用法
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ギターイコライザー設定例 おすすめバッキング編
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イコライザーを手に入れても、どう設定すれば良いか分からないという方も多いでしょう。ここでは、様々な音楽ジャンルで使える、おすすめの基本的なバッキング(伴奏)用セッティング例をいくつか紹介します。これらを出発点として、ご自身の機材や好みに合わせて微調整してみてください。
※スライダーの位置を「V字」や「への字」のように形に例えて説明します。
① 万能で抜けの良いロックサウンド(緩やかな「への字」型)
バンドアンサンブルの中でギターの存在感を出しつつ、他の楽器を邪魔しない万能なセッティングです。
- ポイント:中高域(1kHz~2kHzあたり)を少しブーストし、音の芯と抜けを確保します。
- 設定のコツ:低音域(100Hz~200Hz)をわずかにカットすると、ベースやドラムとの住み分けができて、よりスッキリしたサウンドになります。高音域の上げすぎは耳に痛くなるので注意しましょう。
② 温かみのあるジャズ・フュージョンサウンド(「山」型)
高音域の耳障りな部分を抑え、メロウで温かいトーンを作る設定です。
- ポイント:高音域(4kHz以上)をカットし、中低域(200Hz~500Hz)を少しブーストして音の温かみや丸みを強調します。
- 設定のコツ:指弾きや、フロントピックアップでの演奏と相性が良いセッティングです。
③ 攻撃的なメタル・ハードロックサウンド(「V字」型、通称ドンシャリ)
ヘヴィメタルのリフなどで多用される、重厚かつ鋭いサウンドです。
- ポイント:ギターサウンドの芯である中音域(500Hz~1kHzあたり)を大胆にカットします。
- 設定のコツ:その分、低音域(80Hz~120Hz)と高音域(4kHz~8kHz)をブーストすることで、地を這うような重低音と、刃物のような鋭い高音域が強調された、いわゆる「ドンシャリ」サウンドが完成します。
注意点:設定の過信は禁物
これらの設定例は、あくまで一般的なものです。使用するギター、アンプ、他のエフェクター、そしてバンド全体のサウンドによって最適な設定は常に変わります。最終的には必ず自分の耳で判断し、微調整を繰り返すことが最も重要です。
プロも使うラック イコライザーという選択肢
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ギタリストが使うイコライザーと言えば、足元に置くコンパクトペダルを想像する方がほとんどでしょう。しかし、プロのレコーディング現場や大規模なライブシステムでは、「ラック イコライザー」と呼ばれる機材が使用されることが多くあります。
ラックイコライザーは、その名の通り、音響機材を収納する「エフェクターラック」にマウントして使用する大型のイコライザーです。
ラックイコライザーのメリット
- 圧倒的な高音質と低ノイズ
ラックイコライザーは、電源や回路設計に余裕があるため、コンパクトペダルに比べて非常に音質が良く、ノイズが少ないという大きなメリットがあります。原音の劣化を最小限に抑えながら、クリアなイコライジングが可能です。 - 多機能・高精度
調整できる周波数バンド数が31バンドなど非常に多く、より精密な音作りができます。また、グラフィックEQだけでなく、高機能なパラメトリックEQを搭載しているモデルも多く存在します。さらに、設定を保存して瞬時に呼び出せるプログラム機能を持つものもあります。 - ステレオ対応
2チャンネル以上の入出力を持ち、ステレオ信号に対応しているモデルが一般的です。これは、空間系エフェクターを使用した後の音作りや、レコーディングで非常に有利になります。
デメリットと主な用途
もちろん、メリットばかりではありません。サイズが大きく重たいこと、価格が非常に高価であること、操作が複雑であることなどがデメリットとして挙げられます。このため、個人のギタリストが気軽に持ち運んで使うのには不向きです。
主な用途
ラックイコライザーは、主にレコーディングスタジオでのミキシングやマスタリング、ライブコンサートにおけるPAシステムの音響補正(ハウリング対策や会場の鳴りの調整)など、プロフェッショナルな現場でその真価を発揮します。
「イコライザーはコンパクトペダルだけではない」ということを知っておくと、音楽機材に対する理解がより一層深まるでしょう。
定番・人気のイコライザーエフェクター おすすめ
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市場には数多くのイコライザーエフェクターが存在しますが、ここでは特にギタリストからの評価が高く、多くのプロも使用する定番・人気モデルをいくつか紹介します。最初の1台を選ぶ際の参考にしてください。
BOSS / GE-7 (Graphic Equalizer)
「イコライザーの定番といえばコレ」と言われるほどの、超ロングセラー&ベストセラーモデルです。100Hzから6.4kHzまでの7バンドを±15dBの範囲で調整でき、多くのギタリストにとって必要十分な機能を備えています。操作が直感的で分かりやすく、ブースターとしての使用も人気です。まずはこの一台から始めて間違いないでしょう。
MXR / M108S (10 Band EQ)
BOSS GE-7と人気を二分する定番モデルです。その名の通り10バンドの幅広い周波数帯域をコントロール可能で、より緻密な音作りを求めるギタリストに支持されています。各スライダーの先端がLEDで光るため、暗いステージ上での視認性が高いのも特徴。ベースやアコースティックギターなど、ギター以外の楽器にも対応できる万能さが魅力です。
Effects Bakery / Choco Cornet EQ
近年、圧倒的なコストパフォーマンスで人気を集めているブランドのコンパクトな5バンドイコライザーです。非常に手頃な価格ながら、±18dBの幅広い調整範囲と独立したボリュームコントロールを備え、実用性は十分。エフェクターボードのスペースを取らないミニサイズなのも嬉しいポイントです。「とりあえずイコライザーを試してみたい」という方に最適です。
BOSS / EQ-200 (Graphic Equalizer)
高品位なサウンドと多機能を両立した、次世代型の高機能イコライザーです。10バンドのEQを2基搭載しており、それぞれを独立して使ったり、直列・並列で接続したりと、非常に多彩な音作りが可能です。作成したセッティングを複数保存できるメモリー機能や、視認性の良いディスプレイも搭載。まさに「全部入り」と言えるプロユースのモデルです。
これらのモデルは、それぞれに特徴があります。自分のやりたいことや予算、ボードのスペースなどを考慮して、最適な一台を選んでみてください。
ブースターとしての意外な使い方
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イコライザーは音質補正の道具、というイメージが強いかもしれません。しかし、多くのギタリストはこれを「特定の周波数帯域を狙って持ち上げることができる、多機能なブースター」としても活用しています。
通常のクリーンブースターが全体の音量を均一に持ち上げるのに対し、イコライザーを使えば、音量と同時に音のキャラクターも変化させることができるのです。
なぜブースターとして有効なのか?
ギターソロで音を目立たせたい時、単に全体の音量を上げるだけでは、バンドの音に埋もれてしまいがちです。しかし、人間の耳が最も敏感に聴き取れる「中音域(ミドル)」をイコライザーでピンポイントに持ち上げてあげると、音量感はそれほど変わらなくても、サウンドがグッと前に出てきて、他の楽器に埋もれない存在感のある音になります。
ブースターとしての具体的な活用例
- ソロ用のリードブースター:バッキング時はOFF、ギターソロの時だけONにして、中音域(1kHz前後)と全体のレベルを少し上げる。これにより、音抜けが良く、サスティンの効いたリードトーンを作れます。
- トレブルブースターとして:高音域(4kHz前後)を強調すれば、エッジの効いたシャープなサウンドになり、特にヴィンテージ系のアンプと組み合わせると効果的です。
- ゲインブースターとして:歪みエフェクターやアンプの前段で特定の帯域をブーストすると、その帯域が強く歪むようになり、歪みのキャラクターをコントロールできます。
このように、イコライザーをブースターとして使うことで、単なる音量アップに留まらない、より音楽的で効果的なサウンドの変化を生み出すことが可能です。「音質補正」という固定観念を捨てて、積極的に音を「ブースト」する道具として使ってみることで、イコライザーの新たな可能性が見えてくるでしょう。
結論:「イコライザー エフェクター いらない」は本当か
ここまでイコライザーの役割や種類、具体的な使い方について解説してきました。これを踏まえて、最初の疑問「イコライザー エフェクター いらないは本当か」について結論をまとめます。
- イコライザーは音の周波数バランスを調整し音質を補正する機材
- アンプのEQだけでも基本的な音作りは可能
- エフェクターがあればアンプだけでは不可能な精密な調整ができる
- 必須ではないがあった方が音作りの自由度は格段に向上する
- 主な種類は直感的なグラフィックEQと高精度なパラメトリックEQ
- ギタリストには視覚的に分かりやすいグラフィックEQが一般的
- 歪みエフェクターの前に置くか後で置くかで効果が大きく変わる
- 歪みの前段では歪みの質を、後段では歪んだ音のトーンを変化させる
- 低域は音の厚み、中域は存在感、高域は音の抜けを司る
– 不要な周波数帯をカットすることでミックス内での音の住み分けが可能になる – ギターを複数本使う際の個体差を補正するのに非常に便利 – ライブ会場の音響特性に合わせてハウリングを抑えるなどの対策にも使える – 特定の周波数帯を持ち上げ多機能なブースターとしても活用できる – ソロで音を目立たせたい時に中音域をブーストするのは定番のテクニック – 最終的に必要かどうかはギタリストの目的や演奏環境によって決まる