2025年版 エレキギターの値段の平均と初心者の適正予算相場

ギター

※本ページはプロモーションが含まれています。

「これからギターを始めたい!」と思ったとき、最初にぶつかる壁が「値段」ではないでしょうか。ネットで検索すると、1万円台の初心者セットから、プロが使う数十万円のモデルまで、価格の幅があまりにも広すぎて、「結局いくら用意すればいいの?」と迷ってしまいますよね。特に2025年は、円安や木材不足の影響で、ここ数年でもっとも価格変動が激しい年になっています。

「高いギターじゃないと上手くならない?」 「安いセットを買って後悔したくない…」

そんな不安を抱えるあなたのために、ギター教室の現場で多くの生徒さんの楽器選びをサポートしてきた私が、2025年現在のリアルな市場価格と、「失敗しないための予算の考え方」を徹底的に解説します。単なる本体価格の平均だけでなく、アンプなどの必需品を含めた「総額」を知ることで、後悔のないスタートを切ることができますよ。

この記事のポイント

  • 2025年のエレキギター市場におけるリアルな平均価格と相場観
  • 本体以外に必ずかかる周辺機器の「隠れたコスト」の正体
  • 「安物買いの銭失い」にならないための最低価格ライン
  • 購入せずに憧れのブランドを使う「サブスク」という選択肢
 

2025年版エレキギターの値段の平均と相場

かつては「3万円あればそれなりのギターが買える」というのが定説でしたが、2025年の現在はその常識が通用しなくなっています。原材料費の高騰や物流コストの上昇により、全体的な相場が底上げされているからです。現在の市場は、価格帯によってクオリティが明確に分かれる「階層社会」になっています。

初心者セットの相場と注意点

ギターナビ・イメージ

Amazonや楽天などのECサイトで「エレキギター 初心者 セット」と検索すると、15,800円~19,800円といった衝撃的な価格のセット商品がたくさん出てきます。ギター本体に加えて、アンプ、シールド、ピック、ストラップ、教則本まで付いてこの価格ですから、これから始める人にとっては非常に魅力的に映るでしょう。

しかし、正直にお伝えすると、この価格帯の製品(いわゆる激安ギター)は、「楽器」としての品質を満たしていないものが非常に多いのが現実です。コストを極限まで削るために、乾燥が不十分な木材や、強度の低い金属パーツが使われていることが多く、以下のようなトラブルが頻発します。

  • チューニングが合わない:ペグ(糸巻き)の精度が悪く、数分弾いただけで音が狂う。
  • 手が痛くなる:フレット(金属の棒)の端の処理が雑で、バリが出ていて指に刺さる。
  • 弦高が高すぎる:調整が不十分で弦が指板から浮きすぎており、Fコードなどが物理的に押さえられない。

特に「音がすぐに狂う」というのは、耳を鍛えるべき初心者にとって致命的です。これらのギターは、調整しようにも各部の精度が低すぎて、プロのリペアマンでも手の施しようがないケースさえあります。「とりあえず安いもので様子見」という気持ちは痛いほど分かりますが、結果として「ギターって弾きにくいしつまらない」と挫折する原因になりかねません。

激安セットの真実 1万円台のセットに含まれるアンプも、「ジージー」というノイズがひどく、ただ音が鳴るだけの「おもちゃ」レベルであることがほとんどです。長く続けるつもりなら、この価格帯は避けるのが賢明です。

安いギターのリスクと最低ライン

ギターナビ・イメージ

では、安心して使える「最低ライン」はどのあたりなのでしょうか。2025年の市場データと私の経験から判断すると、「新品で単体価格23,000円前後」が、楽器として成立するギリギリの境界線です。

この価格帯の代表格として挙げられるのが、日本の老舗メーカー「ディバイザー」が手掛けるブランド、Bacchus(バッカス)の「Universe Series」です。実勢価格で23,000円~25,000円程度ですが、このクラスになると品質管理のレベルが格段に上がります。

特筆すべきは、近年のモデルで採用されている「ローステッドメイプルネック」です。これは木材を熱処理して水分や油分を揮発させ、剛性を高めたもので、本来は高級ギターに使われる仕様です。日本の高温多湿な環境でもネックが反りにくく、初心者でも安心して長く使えます。「予算は厳しいけれど、すぐ壊れるのは嫌だ」という方は、迷わずこのクラスを選んでください。

初心者向けのギター選びについては、以下の記事で特定のモデルについてさらに詳しく解説しています。

Laid Backエレキギターの評判|初心者向けモデルの評価と実力

入門用ギターの適正価格帯

ギターナビ・イメージ

これから軽音サークルや部活動に入る学生さんや、趣味として本格的にギターを練習したい社会人の方におすすめしたい「適正価格帯」は、「3万円~9万円」のゾーンです。この価格帯は「エントリー・スタンダード」と呼ばれ、ライブでの演奏や日々の過酷な練習にも耐えうる耐久性と、弾きやすさを兼ね備えています。

この層で圧倒的なシェアを誇るのが、YAMAHA(ヤマハ)の「PACIFICA(パシフィカ)」シリーズです。特に「PACIFICA 112V」や上位機種の「PACIFICA 611」は、プロのギタリストも絶賛するほどの完成度を誇ります。正確なピッチ(音程)、ノイズの少ない電装系、そして日本人の手に馴染むネック形状など、上達するための要素がすべて詰まっています。

また、Fender直系ブランドであるSquier(スクワイヤー)の「Classic Vibe」シリーズ(約6万円~)も人気です。こちらは伝統的なフェンダーの見た目とサウンドを忠実に再現しており、見た目にこだわりたい方にも最適です。この価格帯のギターであれば、上達してからも「サブ機」として長く愛用することができます。

プロが使う高いギターの基準

ギターナビ・イメージ

「どうせ買うなら一生モノが欲しい」「最初からプロと同じクオリティで練習したい」という方のターゲットとなる平均価格は、「10万円~20万円」です。10万円という壁を超えると、そこはもう「プロフェッショナル」の世界の入り口です。

この価格帯の中心となるのは、Fenderの「Player II」シリーズ(実勢価格約11万円)や、日本製の「Made in Japan(MIJ)」シリーズ(実勢価格約14万円~)です。

なぜ10万円を超えるのか?

価格差の理由は「見えない部分」にあります。

  • 木材のグレードと乾燥: 長期間シーズニング(乾燥)された木材は、音が良く響き、狂いが生じにくい。
  • 細部の仕上げ: フレットの端が丁寧に丸められており、スムーズなフィンガリングが可能。
  • パーツの精度: チューニングが狂いにくいペグや、弦振動をロスなく伝えるブリッジなど、信頼性の高いパーツを搭載。

また、FenderやGibsonといった有名ブランドのこの価格帯の製品は、「リセールバリュー(再販価値)」が高いのも大きな特徴です。万が一手放すことになっても、状態が良ければ購入価格の半分以上で売れることも珍しくありません。長い目で見れば、資産価値のある賢い買い物と言えるでしょう。

人気メーカーの価格改定動向

ギターナビ・イメージ

2025年のギター市場を語る上で避けて通れないのが、「価格改定(値上げ)」です。世界的なインフレと円安の影響で、多くのメーカーが価格の見直しを余儀なくされています。

例えば、コストパフォーマンス最強と言われていたYAMAHAのPACIFICA 600シリーズも、2025年11月1日より希望小売価格の改定が行われました。これにより、かつては「7万円台で買える奇跡のギター」と言われていたモデルが、実勢価格で9万円に迫る状況になっています。

(出典:ヤマハ株式会社『PACIFICA』製品情報

「いつか買おう」と思っているうちに、数千円、数万円と値上がりしてしまうのが今の時代です。欲しいと思ったモデルがあるなら、それが「今現在の手に入る最安値」である可能性が高いことを覚えておいてください。

エレキギターの値段の平均と必要な総額

ここまではギター本体の話をしてきましたが、ここからが本題です。ギターを始めるために必要な予算は、本体価格だけではありません。アンプ、シールド、スタンド、チューナー……これらがないと、エレキギターはただの「重たい木の板」です。

多くの初心者が、本体に予算を使い果たしてしまい、周辺機器を安物で済ませて失敗しています。ここでは、快適に練習を続けるために必要な周辺機器のコストを、具体的にシミュレーションしてみましょう。

アンプなど周辺機器の費用

ギターナビ・イメージ

「音が出ればなんでもいい」と思って激安のセット品を使うと、ノイズや音質の悪さに嫌気が差してしまいます。最低限揃えるべきアイテムと、その適正価格は以下の通りです。

アイテム 推奨モデルの目安 平均価格 選ぶべき理由
ギターアンプ BOSS KATANA VOX Pathfinder 10 約18,500円 デジタル技術の進化により、小型でもプロ顔負けの音が出るモデルが増えています。特にヘッドホンアンプは夜間練習に必須です。
シールド CANARE LC03 約2,500円 業界標準のカナレ製なら断線トラブルが激減します。数百円の安物はすぐに断線し、ノイズの原因になります。
スタンド HERCULES GS414B 約3,500円 1,000円のスタンドは不安定で、転倒してネックが折れるリスクがあります。ロック機構付きのものが安心です。
チューナー TC Electronicなど 約2,750円 スマホアプリでも代用できますが、振動で合わせるクリップ式の方が精度が高く、練習効率が上がります。
消耗品 弦・ピック・クロス 約3,000円 予備の弦やメンテナンス用品は必須です。

これらを合計すると、周辺機器だけで約30,250円になります。「えっ、そんなにかかるの?」と思われるかもしれませんが、これが現実です。特にアンプとシールドへの投資は、練習の楽しさに直結します。

アンプ選びで迷ったら、以下の記事でさらに詳しくおすすめモデルを紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

【2025年】小型ギターアンプの名機おすすめ10選!自宅最強モデル

結局、予算はいくら必要か

ギターナビ・イメージ

周辺機器に約3万円かかることを前提に、目的別の「失敗しない総予算」を算出しました。

【ケース別】おすすめの総予算プラン

  • プランA:まずは独学で試してみたい人 総額目安:約53,000円 (内訳:Bacchus等のギター本体 2.3万円 + 周辺機器 3万円) ※これ以下に抑えると、品質トラブルのリスクが跳ね上がります。
  • プランB:軽音サークル・部活で頑張りたい人 総額目安:約85,000円 (内訳:YAMAHA PACIFICA等の本体 5.5万円 + 周辺機器 3万円) ※先輩たちが「予算8万円」を勧めるのは、この計算に基づいた非常に合理的なアドバイスです。
  • プランC:一生の趣味として本気で取り組む人 総額目安:約150,000円~ (内訳:Fender Player II等の本体 12万円 + 周辺機器 3万円) ※最初から良い道具を使うことで、変な癖がつかず、最短距離で上達できます。

中古ギターの相場と修理費

ギターナビ・イメージ

予算を抑えるために「中古」を検討する方も多いと思います。確かに、中古市場なら新品価格の50%~60%程度で上位機種が手に入ることもあります。しかし、初心者の方には手放しでおすすめできません。

中古ギターには、「見えない消耗」のリスクがあるからです。最も怖いのが「フレットの摩耗」です。フレットが削れて低くなっていると、音がビビったり詰まったりしてまともに弾けません。これを修理(リフレット)するには、4万円~5万円の費用がかかります。

「ネットオークションで1万円でPACIFICAを落札したけど、状態が悪くて修理に出したら4万円かかった」 これでは、新品を買うのと変わらないどころか、高くついてしまいます。また、ネックがねじれている場合、修理不能なケースもあります。

もし中古を買うなら、プロのリペアマンがしっかりと調整し、保証を付けている「楽器店の中古コーナー」で選ぶようにしましょう。個人売買は、ギターの目利きができるようになってからの楽しみにとっておくのが無難です。

メンテナンスにかかる費用や、弦交換のタイミングについては、こちらの記事も参考になります。 ギター弦の張り替え頻度は?交換時期のサインや値段も解説

購入せずレンタルする選択肢

ギターナビ・イメージ

ここまで読んで「やっぱり初期費用が高いな…」「続くか分からないのに8万円も出せない」と感じた方もいるかもしれません。そんな方におすすめなのが、ギターのサブスクリプション(レンタル)サービスです。

「スターペグ」や「ヤマハ 音レント」といったサービスを利用すれば、月額1,000円台~3,000円程度で、きちんとしたメーカーのギターを借りることができます。

  • メリット: 初期費用を抑えて、質の良い(調整された)ギターで練習を始められる。
  • 使い方: まずは3ヶ月~半年レンタルしてみて、「これなら続けられそうだ!」と確信してから、自分のギターを購入する。

15,800円の粗悪なギターを買って挫折するくらいなら、同じ金額で半年間、本物のFenderやYAMAHAをレンタルして練習する方が、体験の質は圧倒的に高くなります。所有することにこだわらず、「体験を買う」という視点でスタートするのも、2025年らしい賢い選択と言えるでしょう。

エレキギターの値段の平均と適正予算

2025年のエレキギター市場の価格構造について解説してきました。最後に、この記事のポイントをまとめます。

  • 激安セットの誘惑に勝つ: 1万円台のギターはリスクの塊。最低でも2.3万円のBacchusラインを目指しましょう。
  • 標準価格は上昇中: 安心して長く使えるスタンダードなギターの平均は、本体だけで5.5万円前後です。
  • 周辺機器は3万円: ギター本体と同じくらい、アンプやスタンドへの投資は重要です。ここを削ると練習が続きません。
  • 迷ったらレンタル: 無理をして安いギターを買うより、サブスクで良いギターに触れる方が上達への近道です。

ギターの値段は、単なる「モノの価格」ではなく、「あなたのこれからの音楽生活の質」を決める投資です。安すぎるものにはそれなりの理由があり、ある程度の価格にはそれだけの価値とドラマがあります。

どうか、目先の安さだけでなく、「弾いていてワクワクするか」「長く付き合えるか」という視点で選んでみてください。あなたにとって最高の一本が見つかり、素晴らしいギターライフが始まることを心から応援しています!

※本記事に記載されている価格情報は2025年11月時点の市場データに基づく一般的な目安です。実際の販売価格は店舗や時期により異なります。最終的な購入判断はご自身の責任においてお願いいたします。

タイトルとURLをコピーしました